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「魂のライフサークル」西平直著

ユング・ウィルバー・シュタイナーの3巨匠をエリクソンの地平から眺めるという、壮大な構想の下に感情を抑えた冷静な筆致で描かれている。
ただ、ユング、ウィルバーが用いる概念は難解で、本書を読み通しても理解は困難であった。
その概念の成立は、どのような道筋により成り立ったのか、そして、それは妥当なのか、が腑に落ちないと納得はいかないものであろう。
その点、シュタイナーの概念は理解しやすい、また、その依って立つ根拠も自身の超能力に由来するもの、と、明確である。
本書の本当の蜜を味わうためには、
今しばらくしてから、本書にたちもどるしか、現在の私にはとる方法は無いようだ、、