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神との対話 2巻 第二回目読了

新装版 神との対話2
ニール・ドナルド・ウォルシュ、吉田 利子
注釈の最終更新日: 2021年2月12日 金曜日
193 個のハイライト |

メモ付きのKindle本:
新装版 神との対話2
ニール・ドナルド・ウォルシュ、吉田 利子
注釈の最終更新日: 2021年2月12日 金曜日
193 個のハイライト | 0個のメモ
黄色のハイライト | 位置: 55
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黄色のハイライト | 位置: 100
もっと良くなれるか、もっと大きくなれるか、怒りとちっぽけな 嫉妬、性的なゆがみ、経済的な不公正、愚劣な教育、社会の不平等、政界の秘密、ごまかし、権力闘争などのない世界を創る動力源となれるか──それが課題である。そして、それが可能だという希望を与えてくれるという意味で、明るい。  そんな世界を、わたしたちはほんとうに創れるのか? 神はイエスと
黄色のハイライト | 位置: 283
お互いから身を隠すのはやめましょう。もちろん、自分自身から隠れることも。隠れるのをやめる一番の近道は、真実を語ることです。誰にでも、いつも真実を語ることです。 たったいまから、そしてつねに、真実を語りつづけましょう。自分に、自分自身についての真実を語ることから始めましょう。それから、ほかのひとについての真実を、自分に語りましょう。 つぎに、自分についての真実をひとに語りましょう。そのあとは、誰かについての真実をそのひとに語りましょう。最後に、すべてについての真実をみんなに語りましょう。これが、「真実を語る」五つの段階 です。自由への五つの道です。真実はあなたを自由にするからです。これは真実についての本です。わたしの真実ではなく、神の真実
黄色のハイライト | 位置: 321
さて、わたしの意志があなたの意志になるためには、第一に、あなたはそれを知らなければならない。第二に、受け入れなければならない。第三に、ほめたたえなければならない。第四に、愛さなければならない。第五に、それをわがものとし、 自分の意志だと言わなければなら
黄色のハイライト | 位置: 377
人生はつねに創造のプロセスだ。毎分毎分、あなたは自分の現実を創造している。あなたは今日、何か決意しても、明日はそれを選択しなかったりする。だが、〈マスター〉の秘密はそこにある。 つねに同じことを選択しつづける、それが秘密だよ。  何度も何度もくり返すんですか? 一度じゃ、だめなんですか?  何度も何度も、あなたの意志が現実になるまで。 ひとによっては、何年もかかる。〈マスター〉に近づいていれば、何日か、何時間か、何分かでいいかもしれない。〈マスター〉にとっては、創造は瞬間的 だ。意志と体験の間隔がなくなったら、〈マスター〉に近づいたと思えば
黄色のハイライト | 位置: 386
気が変わるたびに、宇宙全体の方向が変わることを覚えておくことだ。あなたが何か「決意」すると、宇宙に動きが生じる。あなたの理解を超えた力、あなたが想像するよりも、はるかに微妙で複雑な力がプロセスに介入し、あなたがようやく理解しはじめたばかりのこみ入った力学がはたらく。相互に作用して生命という存在全体をつくりあげるエネルギーがある。あなたの決意が生む力もプロセスも、その 精緻 な網の目の一部なのだ。
黄色のハイライト | 位置: 394
ひとつのことについては、心を定め、目的を絞ったほうがいい。それが現実になるまでは、気持ちをそらさないことだ。焦点を定めておきなさい。気持ちを集中させなさい。 それが、「専心」ということだよ。何かを選ぶなら、全力をあげて、心から選びなさい。いいかげんな気持ちではいけない。選びつづけなさい。前進しつづけなさい。決意をもちつづけなさい。  もうだめだ、なんて思ってはいけないんですね。  そう、その
黄色のハイライト | 位置: 420
わたしは、あなたが呼び出すものを創り出す! あなたは考え、感じ、言葉にすることによって何かを呼び出す。単純なこと
黄色のハイライト | 位置: 430
人生のすべては、自分の表現であるべきだ。事実、人生とはそういうもの
黄色のハイライト | 位置: 436
よく言われる「魂の探求」という経験だが、魂の探求は「理性の外」でしなければなら
黄色のハイライト | 位置: 442
このことを覚えておきなさい。魂は創造し、理性は反応する。「この瞬間」の体験とは、あなたが何も意識しないうちに、神から送られてきたものであることを、魂の智恵は知っている。 現在(pre-sent)とは、前もって(pre)送られた(sent)という意味なのだ。あなたが探し求めている瞬間に、それどころか、探し求めようと考える前に、わたしは回答を与えている。一瞬、一瞬はすべて、神の輝かしい贈り物だ。現在はプレゼント(贈り物)なのだ
黄色のハイライト | 位置: 450
魂は自分を体験的に知りたがる。自分を体験的に知ることを通じて、わたしを知ろうと
黄色のハイライト | 位置: 452
大きな決断をするときには、理性の外に出なさい。魂の探求をしなさい。 魂は、理性の思いも及ばないことを知って
黄色のハイライト | 位置: 454
自分にとって何が「最善」かと考えていると、選択が慎重になり、いつまでも決断できず、あなたは期待という海に向かって船出することになる。気をつけないと、期待の海で 溺れてしまう
黄色のハイライト | 位置: 458
 魂はあなたの感情に語りかける。だから、自分の感情に耳をすましてごらん。 感情に従うこと。感情を大切にする
黄色のハイライト | 位置: 462
感情のせいで「めんどう」なことになったりはしない。あなたの感情、それはあなたの真実なのだ
黄色のハイライト | 位置: 463
感情に従う人生ではなくて、感情を理性という機械的なふるいにかける人生がいいと思うなら、そう生きなさい。理性による状況分析をもとに、決断しなさい。だが、そんな機械仕掛けの人生に喜びを求めたりしないことだ。まして、 ほんとうの自分 を賛美できるなんて、思わないことだ。 いいかね。真の賛美とは非理性的なものだ
黄色のハイライト | 位置: 472
正気に戻る」というのは自分のほんとうの感情に戻ることであって、思考に戻ることでは
黄色のハイライト | 位置: 473
思考はただの思考にすぎない。理性がつくりあげたものだ。理性が「でっちあげた」ものだよ。だが 感情、それはほんものだ。 感情とは魂の言葉だ。そして、魂こそがあなたの真実だ。さあ、これで納得した
黄色のハイライト | 位置: 480
あなたにはどうすることもできない。 自分の感情を表現しないほうがいいことなど、 ほとんどないだろうね。だが、人間はたいてい、感情を表現しない。不愉快なことにぶつかったらどうしようと不安だから、真実を隠して
黄色のハイライト | 位置: 482
いいかね、覚えておきなさい。メッセージがどう受けとられるかはどうでもいい、それよりもどう送られるかのほうが大事なのだ
黄色のハイライト | 位置: 484
相手があなたの真実をどう受けとるか、そこまであなたは責任をとれない。あなたにできるのは、自分自身の真実を、うまく伝えようとすることだけ
黄色のハイライト | 位置: 485
うまく伝えるというのは、はっきりと、正確に伝えることだけではない。愛情と共感をもって、思いやり深く、勇気をもって、完璧に伝えるということだよ。 半分の真実などということもないし、「残酷な真実」も、「平凡な真実」もありえない。 「神に誓って真実のすべてであり、真実だけ」、それが真実だ。「神に誓って」と言ったね。そこで真実は、愛情と共感という神性を
黄色のハイライト | 位置: 490
だから、「否定的」な感情も表現しなさい。だが、破壊的に表現してはいけ
黄色のハイライト | 位置: 491
否定的な感情を表現しないで、内にためこんでいると、 いつまでも消えずに
黄色のハイライト | 位置: 500
否定的な感情を放出し、解放することが大切なのだよ。外に出すこと、自分の前に置いてみること。そのときはじめて、はっきりと見えてくるし、ほんとうにそう信じているかどうかもわかる。みにくいことでもすべて口に出してしまうと、もう「真実」とは思えなくなるのに気づくはずだ。恐怖や腹立ち、怒りをすべて表現してしまうと、もうそうは感じていないと気づくはず
青色のハイライト | 位置: 514
ひととして挑戦すべき最大の課題は、「いまここで、あるがままに」ということだ。ものごとをでっちあげないこと! 現在(つまりあなたが考えるより先に、前もって〈pre〉送られた〈sent〉時)についての考えをつくりあげるのをやめなさい。ただ、いま、その時に身をまかせ
黄色のハイライト | 位置: 517
いまという時は、自分へのプレゼントだ。そこには、壮大な真実の種がひそんでいる。あなたが覚えておきたい真実だ。だが、その時が訪れたとたんに、あなたは考えをつくりあげようとする。その時に身をまかせるのではなくて、外側に立って、判断をくだそうとする。だから、反応する。 前にしたとおりに 行動
黄色のハイライト | 位置: 525
それぞれの瞬間をきよらかに、前もって考えたりせずに迎えれば、あなたは 過去の自分を再現するのではなく、自分を創造することができる。 人生は創造のプロセスだ。ところがあなたは、再現のプロセスのように生きて
黄色のハイライト | 位置: 564
あなたがたはみんな、自分に価値がないと思っている。だから、イエスの名において願う。あるいは、聖母マリアの名において。「守護聖人」の名において。あるいは、神の子の名において。あるいは東洋の精霊の名において。誰かれかまわず、いろいろな名を使うけれど、自分の名だけは使わ
黄色のハイライト | 位置: 567
願えば与えられるだろう。求めれば、見つかるだろう。 叩けば、開かれるのだ
黄色のハイライト | 位置: 583
イエスは、一体性を示すことで神性を示した。どこでも(誰とでも)すべてとの一体性、統一性を見ていた。そこで、彼の意識とわたしの意識がひとつになった。そうなれば、彼が「現れよ!」と呼びかけるものなら何でも、その神聖な瞬間に、彼の神聖な現実のなかで実現
黄色のハイライト | 位置: 589
あなただって、キリストの意識をもてるのだよ。  どうすればいいんですか?  そうありたいと願えばいい。そうあることを選択すればいい。だが、毎日、毎分、選択しつづけなければならない。 人生の目的 にしなければなら
黄色のハイライト | 位置: 616
あなたは「キリストの精神」になりたいのかな? それなら毎日、毎分、キリストのように行動しなさい(どうすればいいか、わかりません、と言ってもだめだよ。キリストが示したではないか)。 あらゆる環境で、キリストのようでありなさい(できないと言ってもだめだな。彼はちゃんと指示を残しているではないか)。 助けがないわけではない。求めればいいのだ。わたしは、 毎日、 毎分、指針を与えている。どちらへ曲がればいいか、どの道をとればいいか、どんな答えをすればいいか、どう行動すればいいか、何を言えばいいか、それを知っている細い静かな声、それがわたしだ。ほんとうにわたしとひとつになることを、わたしとの魂の交流を望むなら、どんな現実を創造すればいいか、細い静かな声は知っている。 わたしの声に耳をすまし
黄色のハイライト | 位置: 655
何でも役に立つことを、実現できることをしなさい。祭儀、式典、論証、瞑想、思考、歌、言葉、行動、「ふたたび結びつく」ために必要なことなら、何でもしなさい。 わたしを思い出しながら、実践し
黄色のハイライト | 位置: 663
⑦魂は、理性には思いも及ばないことを理解
黄色のハイライト | 位置: 664
⑧自分にとって何が「最善」か(どうすれば得るものが最も多く、失うものが最も少なく、欲しいものが手に入るか)を考えるのはやめ、自分らしいと感じることを
黄色のハイライト | 位置: 665
⑨自分の感情が自分の真実。自分にとっての最善とは、自分にとっての真実だ。 ⑩思考と感情は「 ちがう」。思考は、こう感じる「べきだ」という考えにすぎない。思考と感情が混同されると、真実はくもって、失わ
青色のハイライト | 位置: 688
「時」は継続ではない。垂直ではなく、水平な相対性の要素だ。ただし、「左から右へ」というふうに考えないこと。ひとりの人間の誕生から死まで、線を描くように時が存在しているとか、時とは、宇宙のある時点からべつの時点までの線だとは考えないこと。「時」は「上がったり、下がったり」するものだよ! いまという永遠の瞬間を表す、はかりのようなものと考えればいいかな。 そのはかりの上に、紙の束がのっていると考えてごらん。それが時の要素だ。それぞれはばらばらだが、 同時に 存在している。全部の紙の束がはかりの上にある! 未来にあるように、そして過去にあったように……。あるのは、ただひとつの時、この瞬間、いまという永遠の瞬間だ。 すべてが、いまこの瞬間に起こり、わたしは栄光に輝いている。神の栄光を待つ必要はない。 わたしはあなたがたをそんなふうに創った。 なぜかって、待ってはいられないからだ!  わたしはわたしであることが幸せだから、それをわたしの現実に出現させるのを待っていられなかった。 だから、 バーン、そら、出現した。いま、「 そのすべて」がある! これには、はじまりもなければ、終わりもない。すべてであるもの、それはただ存在する。 その存在のなかに、あなたが存在する。そして、あなたの最も偉大な秘密も存在する。 あなたは意識のなかで、この存在のなかのどんな「時」にも、どんな「場所」にでも、移動することが
青色のハイライト | 位置: 703
時間のなかを旅行できるということですか?  そのとおり。おおぜいが旅をしているよ。それどころか、全員がしている。ふつうは夢と呼ばれる状態のなかでね。 ほとんどのひとは、それに気づいていない。旅をしているという認識をもちつづけることができないからだ。だが、そこにはエネルギーが 膠 のように付着している。充分に付着していると、そういうエネルギーに敏感なひとには、あなたの「過去」や「未来」がわかる。彼らはエネルギーの残りを感じたり、「読みとったり」できる。そういうひとたちを、予言者とか、超能力者と呼ぶ。 また、エネルギーの残りがたくさんあると、あなた自身の限られた意識のなかでも「ここには来たことがある」と感じることがある。「これは前にもあった」と気づくことがある!  デジャヴュ(既視感)ですね!  そう。それに、誰かに会ったとき、このひとは 昔から知っていた、 永遠に 知っているひとだと感じる、あのすばらしい気分だね! あれは驚くべき感情、不思議な感情だ。そして、真実の感情だ。 あなたは相手の魂を、 永遠に 知っている!  永遠というのは、たったいまということだよ! あなたはときどき、はかりの「紙の束」の上のほうをめくったり、下のほうをめくったりして、すべての紙を見る! そこにあなた自身を見る。なぜなら、 どの紙にもあなたの一部があるのだ
黄色のハイライト | 位置: 742
苗木だから完璧ではないということじゃない。幼い子供もおとなと同じように完璧だ。 完璧そのものだ。彼らは自分の完璧さを損なうことなど、何もできないし、知らないのだから。子供は過ちを犯す。立ち上がり、よちよち歩きをし、転ぶ。また立ち上がり、よろよろと歩き、ママの足にしがみつく。だからといって、子供が完璧ではないということになるかな? とんでもない、その逆だよ! 子供は 完璧そのものだ。欠けることのない、ほめたたえるべき完全な存在だ。そして、あなたもそうなの
黄色のハイライト | 位置: 768
人生とは、自分が何者であるかを決め、それを体験するプロセスだ。あなたは視野をひろげながら、そこにあてはめるべき新しいルールをつくる! 自分についての考えをひろげながら、新しい正邪や、イエスとノーでそれを
青色のハイライト | 位置: 770
あなたが押しこんでおけない 何かを「押しこんでおく」境界なの
黄色のハイライト | 位置: 772
あなたは限りない、際限のない自分自身について想像をめぐらし、何らかの概念をつくりあげ、それから境界を受け入れる。自分をふくめて何かを 知る ためには、ある意味ではその方法しか
黄色のハイライト | 位置: 784
自分とは何者かを決めるために「正しい」ことと「悪い」ことをつくりあげているのだということが、理解できたかね? そうした定義、つまり境界なしには、あなたは何者でもなくなる、それがわかるかな? それに、わたしと同じで、あなたの場合も、自分とは何者かという考えが変化し、それにつれて境界も変化していることがわかる
黄色のハイライト | 位置: 817
ヒトラーは天国へ行ったのだ
黄色のハイライト | 位置: 828
あなたがたが「死」と呼ぶものが、じつは 誰にとっても最高の出来事
黄色のハイライト | 位置: 830
あなたは、地上の暮らしのほうが天国での命よりも良いものだと思っているのか? いいかね、死の瞬間にあなたは、かつて味わった最大の自由、最大の平安、最大の喜び、最大の愛を知るだろう。それでも、イバラの 藪 にウサギどんを放りこんだキツネどんを責める
黄色のハイライト | 位置: 902
わたしのいるところには「悪」はないし、悪魔もいない。あるのは存在のすべて、それだけだ。すべてはひとつ。そしてその認識と経験だ。わたしの世界は、絶対の世界であって、そこでは、ひとつのものが他との関係によって存在しているのではなく、何ものからも独立して存在している。私の世界は、存在するすべてが愛であるところ
黄色のハイライト | 位置: 908
「死」というものはない。生命は永遠に続く。生命はある。ただ、かたちを変えるだけ
青色のハイライト | 位置: 911
結果とは、線を描く「時」と「ものごと」の連鎖によって決まるのだ
青色のハイライト | 位置: 919
あなたがたの神学は、自らをもういちど発見しようという試みだ
黄色のハイライト | 位置: 928
神は自我もなければ何かを必要とすることもない、存在するすべての源であり、すべての知識と愛の座であると考えるならば、あなたがたの神学はばらばらに
黄色のハイライト | 位置: 935
人生の目的は、自分とは何者であるかを知ること、自分を再創造することなのだ
黄色のハイライト | 位置: 943
ヒトラーが犯した過ちは、彼が死にいたらしめた人びとをなんら害することも、侵すこともなかった。あの人びとの魂は、地上の束縛から解放された。さなぎから 蝶 が解放されるよう
黄色のハイライト | 位置: 945
残された人びとが彼らの死を 悼むのは、彼らの魂がどんな喜びへと分け入ったかを知らないからだ。死を経験したら 誰も死を悼んだりはしないよ。 彼らは時ならぬ死をとげたのだから「間違っている」とあなたは言うが、それは、宇宙では起こるべきでないことが起こりうると言っているのと同じだ。だが、わたしが何者で、どのような存在であるかを考えれば、それは不可能だよ。宇宙で起こることはすべて、完璧に起こるべくして起こっている。神はずいぶん長いあいだ、過ちを犯してはいないのだ。すべてに完璧さを見るなら──あなたが賛成できることばかりでなく、(とりわけ)賛成できないことでも完璧だと考えるなら──悟りを開いたことに
青色のハイライト | 位置: 1,048
②時間は連続しているものではない。「上がったり、下がったり」するパラダイムのなかに存在する、相対性のひとつの面である。「時」や「出来事」は重なりあっていて、同じ「時間」に起こって
青色のハイライト | 位置: 1,050
③わたしたちは、この時間──非時間──すべての時間という領域で、あちこちの現実をつねに旅している。ふつう、旅は眠りのなかで行われる。 デジャヴュ は、旅を感じるひとつの方法で
黄色のハイライト | 位置: 1,062
⑬人間がつくり出した神学は、存在しない狂気の神を説明しようという、狂気の試みで
黄色のハイライト | 位置: 1,071
「悪魔のしわざ」とか「天罰」とか「神からの 褒美」などと考えるのは過ちだ。出来事や経験は出来事や経験として起こるにすぎない。それに意味を与えるのは、わたしたちがどう 考え、どう 行動し、どう 応えるか だよ。 出来事も経験も、あなたに引き寄せられる機会で、意識を通じて個人的、集団的に創り出される。意識は経験を創り出す。その意識を、あなたがたは向上させようとしている。機会を引き寄せるのは、 あるべき自分 を創り、体験するためで、 あるべき自分 とは、いまのあなたよりも高い意識をもった存在ということだ。 わたしは、あなたにあるべき自分を知らせ、体験させようと思って、そのために自分が創り出そうとする出来事や経験を引き寄せさせているのだ
黄色のハイライト | 位置: 1,085
誰も、偶然にあなたのもとへやってくるのではない。偶然などということはない。 なにごとも、いきあたりばったりに起こりはしない。人生とは機会の産物
黄色のハイライト | 位置: 1,096
自分の意識とあった集団意識をもつグループが見つからないなら、 自分で創りなさい。そうすれば、似たような意識をもった人びとが引き寄せられてくるだろ
黄色のハイライト | 位置: 1,140
しかし、ヒトラーは、何百万人もの人びとが協力し、支援し、積極的に服従しなければ、何もできなかった。だからドイツ人と呼ばれる小グループは、ホロコーストの大きな責任をになうべきだ。しかし、ある意味では、人類という大きなグループにも責任がある。人類は、どんなに冷酷な孤立主義者でも無視できないほど 惨事 がひろがるまで、ドイツ国内の苦しみに無関心で、鈍感だったのだから。 いいかね、ナチの運動を発展させた 肥沃 な土壌は、 集合意識 だった。ヒトラーはそのチャンスをつかんだだけで、創り出したわけではない。 この 教訓 を理解することが大切だ。つねに分離と優越ばかり口にしている集団意識は、大々的な共感の喪失を生み出す。共感の喪失は、必ず良心の喪失に
黄色のハイライト | 位置: 1,151
ヒトラー経験の恐ろしさは、彼が人類に対して罪を犯したということではなく、 人類が彼に罪を犯させた という
黄色のハイライト | 位置: 1,153
驚かなければならないのは、ヒトラーが登場したことではなく、あれほど多数の者が彼と 行動 をともにしたことだよ。恥ずべきは、ヒトラーが何百万人ものユダヤ人を殺したことだけでなく、何百万人ものユダヤ人が殺されるまで、誰もヒトラーを 止めなかった こと
黄色のハイライト | 位置: 1,161
自覚的な意識がすべてで、経験を創りあげる。 グループの意識 は強力で、言語に絶する美しさやみにくさを生む。どちらになるか、選択するのはつねにあなたが
黄色のハイライト | 位置: 1,179
よ。分裂、分離、優越の意識──「われわれ対彼ら」、「こちら対あちら」──が、ヒトラー経験を
黄色のハイライト | 位置: 1,181
聖なる友愛、統一、一体感、「あなたのもの対わたしのもの」ではなくて、「わたしたちのもの」という意識が、キリスト経験を創り出す。 「あなたの」苦痛ではなく「わたしたちの」苦痛なら、「わたしの」喜びではなく「わたしたちの」喜びなら、 人生経験のすべて がわたしたちのものなら、そのときこそ、完璧な命の経験に
黄色のハイライト | 位置: 1,198
第一に、死は終わりではなく、はじまりだ。恐怖ではなく、喜びだ。閉鎖ではなく、開放だ。人生で最も幸せな瞬間とは、それが終わる瞬間
黄色のハイライト | 位置: 1,200
なぜかといえば、それは 終わりではなく、形容しがたく理解不能でありながら、もっとすばらしい、平安と智恵と喜びに満ちた前進だから
黄色のハイライト | 位置: 1,211
ヒトラーは同胞のために善行を行っていると考えていた。それに、彼の同胞もそう考えていたのだ!  それこそが、狂気なのだよ!  国の大半が、 彼に同調したの
黄色のハイライト | 位置: 1,225
神の愛と神の 憐れみ、神の智恵と神の 赦し、神の意図と神の目的は、どれほど凶悪な犯罪、どれほど凶悪な犯罪者をも包みこんでしまうほど
黄色のハイライト | 位置: 1,239
時間というものはない。すべては同時に存在する。すべての出来事は同時に
黄色のハイライト | 位置: 1,279
も、 空間のなかの動き を計算する方法にすぎない。だから、「過ぎて」いくのが時ではなくて 対象物 であり、それも、あなたがたが 空間 と呼ぶ、静止した場を回転しているだけだとわかるだろう。「時」は、動きを 計測する方法 にすぎ
黄色のハイライト | 位置: 1,282
科学者はこの関係を理解し、「 時空の継続性」という言葉で表現している。 アインシュタイン博士たちは、時とは、頭脳でつくりあげた 相対的な概念 にすぎないことに気づいていた。「時」とは、物体と物体との間に存在する空間の関係なの
黄色のハイライト | 位置: 1,305
空間という布の「ひだ」(アインシュタインたちはそういう「ひだ」が存在すると信じていた。彼らの信念は正しかった!)に行きあたった場合、あなたは極限まで微小な「瞬間」に、「場」を突きぬける。そのような時空現象によって、「時間」を逆行することができるだろうか? これで、「時」というものが概念的な操作なしには、存在しないことが理解しやすくなっただろう。 かつて起こったことはすべて──そしてこれから起こることもすべて──いま、起こっている。それを観察できるかどうかは、要するにあなたの視点、つまり「場のなかの位置」に左右される。 あなたが わたしの 場にいれば、たったいま、 すべてを 見通すことができるだろ
黄色のハイライト | 位置: 1,327
 自分が見た未来の出来事や経験が気に入らなければ、それを選ばなければいい! 選びなおしなさい! べつのことを選びなさい! 行動を変えて、望ましくない結果を避けなさい。  でも、すでに起こっていることを避けるなんて、できますか?  あなたには、まだ起こってはいない! あなたは、 起こっている出来事を認識しない 時空にいる。あなたは、それが「起こった」ことを知らない。あなたは、未来を「覚えて」いないのだ(忘却、それが すべての時の秘密 だ。このおかげで、人生という偉大なゲームを「プレイ」することが可能になる! これについては、あとで説明しよう)。 「知らない」ことは「無い」。「あなた」は「未来」を覚えていないから、それはあなたにとってはまだ「起こっていない」。あなたは、「経験した」ことだけを「知る」のだから。幸運にもつかのま、「未来をのぞいた」としよう。そのときあなたの魂──非物理的な部分──が時空のほかの場を通過して、その時や出来事の名残のエネルギーを──イメージとか印象を──持ち帰る。すると、あなた
黄色のハイライト | 位置: 1,342
あなたは 時空のすべて のレベルに同時に存在していることを、もう知ってもいいころだね。 つまり、あなたの魂は、過去、現在、未来に、終わりのない世界に、つねに存在しているのだよ。  わたしは、複数の場に同時に「存在」しているんですか?  もちろん! あなたは すべての場に ──すべての時に存在している!  未来にも、過去にも、「わたし」がいるんですか? 「未来」も「過去」も存在しないことは、さっきこまごまと説明したとおり
黄色のハイライト | 位置: 1,358
第一に、あなたの 目の前にいる「あなた」が経験することを変えれば、あなたの 後ろにいる「あなた」は、それを経験せずにすむ! その方法で、あなたの魂は進歩していく。同じく、未来のあなたは、未来の自分に助けられる。彼が しようとしなければ、避け
黄色のハイライト | 位置: 1,363
あなたは聖なる存在で、同じ「時」に複数の経験をすることができる。自己というものを、自分が選んだだけの数の「自己」に分割することができる。あなたは「同じ生」を何度もくり返して、べつのやり方で生きることができる。それは、いま説明したとおりだ。それに、時空のなかで異なる「時」に、異なる「生」を生きることもできる。だから、いま、ここにいるあなたでありながら、ほかの「時」、ほかの「場」で、ほかの「自己」になることができるし、実際にそうしてきたんだ
黄色のハイライト | 位置: 1,375
あなたはすべての生── 多くの 生──を、 ほんとうの自分を決定するため に活用している。 ほんとうの自分 を選び、創造するために、現在考えている自己を経験し、実現するために活用している。 あなたは永遠なる自己創造のなかにいて、自己表現のプロセスを通じて、自分自身を実現している。 あなたは人生で出会う人間や出来事、環境を、 道具 として自分の身に引き寄せている。その 道具 を使って、最も偉大な自己、最も偉大なヴィジョンを創りあげるのだ。この創造と再創造のプロセスは終わることなく、多層的に進行する。すべては、さまざまなレベルで「たったいま」起こりつつある。 時間を直線的に考えるあなたは、経験を過去、現在、未来に分ける。自分がひとつの生を生きていると思っている。たくさんの生を生きたにしても、一度にひとつだと思っている。だが「時」がないとしたらどうなる?  すべての「生」を一度に 生きていることになるではないか!  そうなのだ! あなたは この生、いま認識している生を、 過去、 現在、 未来、同時に生きている! 未来の出来事について「不思議な予感」を覚えたことはないか。生なましい予感のおかげで、それをまぬかれたことはないか? あなたがたはそれを「直感」と呼ぶ。しかし、「 未来」に経験したことを、ふいに思い出したにすぎない。「未来のあなた」が言う。「おいおい、これは楽しくないよ。 やめよう
黄色のハイライト | 位置: 1,391
あなたはまた、ほかの人生も──「過去生」と呼んでいるね──たったいま、生きている。ただし、「過去」として経験しているし(経験として意識すれば、の話だが)、それはそれでいい。いま起こっていることを すべて認識 したら、人生というすばらしいゲームは、むずかしくて続けられなくなる。この説明だって、充分にわかりはしないだろう。そもそも、わかってしまったら「ゲーム」は終わりだ! このプロセスは、完成の途上にあることが大事なのだ。この段階ではプロセスを完全に認識できないということも、そのために必要なのだよ。だからプロセスを大切にして、最高に親切な創造者からの最高の贈り物として受けとりなさい。プロセスを 慈しみ、安らかさと智恵と喜びを感じながら進みなさい。プロセスを活用しなさい。プロセスを 我慢する のではなく、 あらゆる時 を通じて最もすばらしい創造を 行う 道具 として使いなさい。あなたの 神聖な自己 を実現するため
黄色のハイライト | 位置: 1,402
いまという時を浪費しないことだ。人生の神秘を解き明かそうとして、いまという現実をむだにしてはいけない。神秘が隠されているのには、 理由 がある。それが何かはわからなくてもいいから、神を信頼しなさい。現在という時を、最高の目的のために、 ほんとうの自分 の創造のために使いなさい。 自分とは何者か、何者になりたいのかを 決め、全力をつくして そうなりなさい。時間についての話は、わかる範囲で理解して枠組みとして活用し、そのなかにあなたのいちばん壮大な構想を描けばいい。 「未来」について何か直感したら、それを 大切 にしなさい。「過去の生」について何かを感じたら、頭から無視するのではなく、自分にとって役に立つかどうかを考えなさい。何よりも、自分の神性をいまここでもっとうまく創造し、表現し、経験する方法がわかったら、その方法に 従い
黄色のハイライト | 位置: 1,419
─ 一体である、ただひとつのわたしたち ─── 在るのはそれだけ
黄色のハイライト | 位置: 1,422
 場は…… 表示された時間
黄色のハイライト | 位置: 1,435
宇宙がほんとうに「 固体」 だった ことがある。分子の間にはまったくすきまがなかった。すべてのものから「 場」がとり除かれていた。広大な「 場」がなければ、物質はピンの頭より小さくなって
黄色のハイライト | 位置: 1,439
その「時」より前に、何もない「時」があった。あるのは、最も純粋なかたちの最高の振動エネルギーだけだ。それを、あなたがたは 反物質 と呼ぶ。それは「時」以前の時、あなたがたが知っている物理的な宇宙ができる前だ。そこには 何もなかった。ひとによっては、それを楽園とか「天国」と考える。なぜなら、そこにはわずらわしいことも「何もなかった」から! はじめに、純粋なエネルギーがあった。 わたしだ!  純粋なエネルギーは猛スピードで振動し、物質をかたちづくった。そうして、宇宙のすべての物質ができあがった! あなたにも同じことが可能だ。それどころか、毎日、実行している。思考とは純粋な振動で、それが物質をつくる! おおぜいのひとが同じことを 考えれば、物理的な宇宙の一部に影響を与えることも、一部分を創造することも
黄色のハイライト | 位置: 1,452
 すると、宇宙は収縮するんですか?  そのとおり。すべてが「もとへ戻る」わけだ! そのとき、楽園が戻ってくる。何もわずらわしいことのない、純粋なエネルギーだ。 言い換えれば──「 わたし」だ! 終末には、すべてがわたしに戻ってくる。「そこへ落ちつく」のだよ。  それでは、わたしたちは、もう存在しなくなるんですね!  物理的なかたちでは存在しない。だが、あなたがたは つねに存在する。存在しないことは 不可能だ。あなたがたはすでに「 存在」なのだから。  宇宙が「崩壊」したあとは、どうなるんですか?  ふたたび、すべてが始まる! また、ビッグバンが起こり、もうひとつの宇宙が生まれる。 宇宙は膨張し、収縮する。それから、また同じことがくり返される。何度も、何度も、永遠にくり返される。世界には終わりはない。それが、神の呼吸
黄色のハイライト | 位置: 1,513
恥じてはいけない、それだけは確かだね。それから罪悪感もいけないし、不安もいけない。恥じることは徳ではないし、罪悪感は善ではないし、不安はほめるべきことではないからだよ。 それから情欲もいけない。情欲と情熱はちがう。 濫用 もいけない。濫用と自由はちがう。攻撃的になってもいけない。攻撃は熱意とはちがう。それから、当然ながら、相手を支配しようとか、カずくで動かそうという考えもいけない。そういうことは、愛とは何の関係もない
黄色のハイライト | 位置: 1,519
セックスは自分の喜びのためだけでいいのか? 驚くかもしれないが、答えはイエス
黄色のハイライト | 位置: 1,537
いいかね、 セックスを愛することはちっともかまわないんだよ! それに、 自分自身を愛すること も、ぜんぜんかまわない。それどころか、つとめですらある。あなたがたにとってよくないのはセックスに(いや、何にでも) 溺れることだ。だが、好きになるのは、「オーケー」
黄色のハイライト | 位置: 1,555
望むものを いくらでも愛しなさい、好きになりなさい。何かを愛すれば、自分に 引き寄せられる のだから。 そういうものはみな、生命の 糧 だ。それを愛するということは、 人生を愛することだ。それを望むと宣言すれば、人生が与えてくれる良いものすべてを選びとる、と宣言することになる! だから、得られるかぎりのセックスを選びとりなさい! 身につけられるかぎりの 力 を選びとりなさい! 獲得できるかぎりの 名声 を選びとりなさい! 達成できるかぎりの 成功 を選びとりなさい! 体験できるかぎりの 勝利 を選びとりなさい! 愛のかわりにセックスを選ぶのではなく、 愛をたたえるため に選びなさい。力をふるうためではなく、 強くなるため に選びなさい。名声を目的とするのではなく、もっと 大きな目的のために 選びなさい。それから、他者を犠牲にするのではなく、 他者を助ける道具 として選びなさい。また、他者を代償にするのではなく、 誰にも代償を支払わせず に、いや、 他者にも得をさせるために 選びなさい。 かまわないから、ひとにへつらいなさい。ただし、へつらってもいいひとを探しなさい。ひとよりすぐれることもかまわない。ただし、他者よりすぐれようとするのではなく、 過去のあなた よりすぐれた者になりなさい。ひとより豊かになるのもかまわない。ただし、 より多く与える ために、豊かになりなさい。それから、「どうすればいいか」「なぜか」を知って、その知識を他者と分かち合いなさい。 なによりも、「神を知る」ことを選びなさい。それどころか、まっ先にこれを選びなさい。そうすれば、あとのことは自然に実現
黄色のハイライト | 位置: 1,574
あなたはいままで、受けることよりも与えるほうが大切だ、と教えられてきた。 だが、自分がもっていないものを、与えることができるだろうか。 だからこそ、「自分の喜び」が大切なのだ。自分の喜びがみにくいもののように聞こえるのは、とても不幸なことだ。もちろん、他者を犠牲にする喜びのことを言っているのではないよ。他者の欲求を無視することではない。だが、自分自身の欲求を無視するのもいけない。自分にたっぷりと喜びを与えなさい。そうすれば、他者にもふんだんに喜びを与えることになるだろう。タントラの 行者 は、そういう意味でセックスを知っている。だから彼らは、あなたがたのなかでは罪とされることがある 自慰 を奨励した。  自慰ですか? 驚いたな。ずいぶん、思いきったことをおっしゃいますね。よく、そんなことが 言える なあ。これは、神の言葉のはずじゃないですか?  そうだよ。自慰については批判がありそうだね。  いや、そういうわけじゃないですが。でも、批判するひとはおおぜいいるでしょうね。この本は、ほかのひとにも読んでもらうんですよね。  そのつもりだよ。  それじゃ、なぜ、わざわざ読者をぎょっとさせるようなことをおっしゃるんですか?  なにも、「ぎょっとさせ」ようとしているのではない。ぎょっとするかどうかは、それぞれが決めることだ。ところで、あなたは、 誰 かを「ぎょっとさせる」ことなしに、率直に、オープンに人間のセクシュアリティについて語れるなんて、ほんとうに思っている
黄色のハイライト | 位置: 1,596
そんな体験のことを(みんな体験しているはずだが、誰も語りたがらない体験だね)もち出したのは、もっと大きなことを説明するためだ。大きなこととは何か。 「自分にありあまる喜びを与えなさい。そうすれば、ひとにもありあまる喜びを与えられるだろう」ということだ。 タントラのセックスについて教える 行者 は──彼らの性表現のかたちはとても高度だよ──飢えた心でセックスすると、パートナーに 歓びを与え、 魂 と身体の喜ばしい合一を長く経験する能力が大幅に低下することを知っている。魂と身体の合一を経験したいというのは、高度な性的体験の動機のひとつだ。だから、タントラの恋人たちは相手を楽しませる前に、自分に歓びを与えることがある。お互いの前ですることも多いし、励ましあったり、導きあったりすることがふつうだ。それから、当初の飢えがおさまったところで、もっと深い、相手への渇き──長時間の合一を通じたエクスタシーへの渇き──の輝かしい充足が実現される。自分に歓びを与えること、それは性の楽しさ、うれしさ、愛らしさを充分に表現する一環だ。一部だ。性交と呼ばれる体験は、二時間に及ぶ愛の交歓の最後に来るかもしれない。あるいは、来ないかもしれない。あなたがたの大半は、それだけで終わる二〇分ほどの体験だと思っているがね。二〇分の体験なら、ラッキーなほう
黄色のハイライト | 位置: 1,613
自分に力の喜びを与えれば、他者と分かち合う力も増大する。名声、富、栄光、成功、良い気分になれるものはすべて同じだよ。ところで、どうして「良い気分」になるのか、それを考えてみようか。  わからないな、降参です。どうしてですか? 「良い気分」になるのは、魂が「これがわたしだ!」と叫んでいるから
黄色のハイライト | 位置: 1,644
「わたしたちは一体だ」と考えれば、ひとを傷つけて「良い気分」になれるはずがない。 「無責任な行動」は消えるだろう。そのなかで、ひとは生命を体験し、成長する。そのなかで人生が与えてくれるものは何でも受けとっていいと、 自分に認めてやりなさい。そうすれば、それまで 想像もしなかったほど豊かなもの が与えられているのに気づくだろう。体験、それがあなただ。あなたは表現するものを体験する。表現せずにいられないものを表現
黄色のハイライト | 位置: 1,655
どうすれば、性的なエネルギーをうまく表現できますか?   愛をこめて、開放的に。明るく、楽しく。 思いきって、情熱的に、神聖に、ロマンチックに。 ユーモラスに、とらわれることなく、感動的に、創造的に、堂々と、官能的に。 そして、もちろん、ひんぱんに。  人間の性の正当な目的はただひとつ、生殖だけだと言うひとがいますね。  くだらない。生殖は、人間の性体験の幸せな結果であって、事前にもくろむことでは
黄色のハイライト | 位置: 1,667
あなたは たったいまも、自分の存在の中心からあらゆる方向に向かってエネルギーを発信して
黄色のハイライト | 位置: 1,679
あなたは 新しく創った「振動」を送り出し、受けとる振動に影響され、それがまたマトリックスに新しい振動を加えて変化が起こる。さらにすべてのひとのエネルギーの場が変化し、送り出される振動が影響を受け、マトリックスが影響され──それがまたあなたに影響する。こんなふうに限りなく続いていく。おもしろい想像だと思っているかもしれ
黄色のハイライト | 位置: 1,697
か。 トムのエネルギーは、宇宙に向かって、周囲三六〇度の方角へ信号を送っている。そのエネルギーの一部がマリーに達する。マリーもエネルギーを放出していて、一部がトムに届く。そのエネルギーはあなたが考えもしないような出会い方をする。トムとマリーの 中間 で出会うのだ。 そこでエネルギーは溶けあう(このエネルギーは 物理的な現象 で、 測定することも感じることもできる)。溶けあって、ひとつの新しいエネルギーになる。それを「トマリー」と呼ぼう。 トムとマリーは、このエネルギーを「わたしたちの中間にある身体」と言うかもしれない。どちらともつながっていて、どちらもエネルギーを注ぎつづけている身体で、その身体から放出されるエネルギーは、つねに存在するマトリックスの糸、ひも、あるいはパイプラインを伝わって、 二人の「スポンサー」 のもとに戻ってくる(その「パイプライン」こそがマトリックスだ)。 この「トマリー」という体験、それがトムとマリーの真実だ。この神聖な結びつきに、二人は 惹かれる。二人はパイプラインを伝わってくる「中間の身体」の 崇高 な歓びを、ひとつになった歓び、祝福された合一の歓びを感じるから。 遠く離れて立っているトムとマリーは── 物理的に ──マトリックスで起こっている出来事を 感じとる。どちらも、その体験に惹かれていく。お互いに近づきたいと思う! それも、すぐ
黄色のハイライト | 位置: 1,757
エネルギーの交流は、つねに すべてのもの の間で起こっている。あなたの──放出される金色の光のような──エネルギーは、つねにすべてのもの、すべてのひとと交流している。近づけば近づくほど、エネルギーは密になる。遠ざかれば、うすくなる。だが、決してとぎれることはない。あなたとすべてのひとの中間でふたつのエネルギーは出会い、もっとうすくて現実性が低い、第三のエネルギー単位が形成される。地球上の──そして宇宙の── すべてのもの、すべてのひと は、あらゆる方向ヘエネルギーを放出している。このエネルギーはほかのエネルギーと混ざりあい、交差して、どんな高性能のコンピュータも分析不可能なほど、複雑なパターンを創り出す。 物質と呼ばれるすべてのものの間を流れて交差し、からみあい、混ざりあうエネルギー、これが 物理的にものを結びつけている。これが前に話したマトリックスだ。このマトリックスに沿って、メッセージ、意味、 癒し、その他の物理的な効果という信号が送られる。個人がその信号を創造することもあるが、たいていは集合意識によって創られている。 いま説明した無数のエネルギーによって、お互いが惹かれあう。つまり、引力の法則だ。これによって、似た者どうしが惹かれあう。思考も、似た者どうしがマトリックスに沿って惹かれあう。似たエネルギーが大量に集まると、「固まりあい」、重くなって振動数が低下し、物質になる。思考は物理的なかたちを創造する。おおぜいのひとが同じことを考えれば、現実をかたちづくる可能性がきわめて高くなる(だから、「あなたのための、わたしたちみんなの祈り」が、力強い声明になる。一致した祈りの効果については、本が一冊できるほどの証拠がある)。 また、祈りとはほど遠い思考も、「効果」をもたらす。世界中が不安や怒り、何かが足… エクスポートの制限に達したため、一部のハイライトが非表示になっているか、省略されています。
黄色のハイライト | 位置: 1,821
神がすべてであるものとして自分自身を 知る ためには、すべてでない自分を知らなければならない。あなたにおいて──そして宇宙のあらゆるエネルギー単位において──神は、 全体の一部 である自分を知る。そして、自らの体験として、 万物のすべてである自分 を知る可能性を自らに与える。 自分が何でないかを体験することによってしか、自分が何であるかを知ることはできない。だが、わたしはわたしでないものだ。そこに、神の二分法がある。ゆえに、わたしはわたし
黄色のハイライト | 位置: 1,836
生命の営みはすべてリズムだ。生命そのものが、すべてリズム
黄色のハイライト | 位置: 1,837
すべての生命のなかには、ゆるやかな神のリズムが内在して
黄色のハイライト | 位置: 2,011
シェイクスピアも言っている。「悪」だと考えるから悪なんだ、それだけのこと
黄色のハイライト | 位置: 2,068
社会によっては子供の目の前で堂々と親がむつみあう。性的な表現の美しさ、すばらしさ、純粋な喜び、そして全面的な肯定をこれほど上手に子供たちに伝えるものはないだろう。親はつねに自分の行動という手本によって、何が「正しく」、何が「間違っている」かを子供に教えている。子供たちは、親が考え、口にし、行動することを見て、すべてについて明確な、また微妙な信号を受けとっている。 そういう社会にはレイプや、性犯罪などはほとんど存在しないこと、売春などはとんでもない冗談でしかなく、性的なタブーや機能不全などという話も聞かないことははっきりして
黄色のハイライト | 位置: 2,078
身体の自然な機能を間違った恥ずべきことだと、子供たちに教えるのはやめなさい。セクシュアルなことはタブーだと思わせるのもやめなさい。それよりも、 あなたがた のロマンチックな部分を見せてやりなさい。抱きあい、ふれあい、やさしく 愛撫 しあう姿を見せてやりなさい。両親が愛しあっていること、 愛を肉体的に表現すること は、自然なすばらしいことなのだと教えてやりなさい(そんな簡単なことすら、決して教えない家族がどれほど多いか知ったら、きっとびっくりするよ)。 子供たちがセクシュアルな感情をいだいたり、好奇心や衝動に駆られはじめたら、その新しい経験に罪悪感や 恥辱 感ではなく、喜びや誇りをもてるようにしてやりなさい。 それに、 肉体を 子供たちの目から隠すのもやめたほうがいい。キャンプ先の池や、庭のプールで裸で泳ぐのはいっこうにかまわない。ローブも着ないで寝室からバスルームに行く姿を見て、脳卒中を起こすような子供には育てないこと。必死になってごまかし、隠したり、禁欲したりする必要もない。 親が すなおに自分の姿を見せれば、子供たちは親もセクシュアルな存在だと考える。自分もいつかそうなるのだと思う。 子供は親のまねをして育つ のだから(セラピストに聞けば、親の「行為」を想像できないおとながいることがわかるだろう。セラピーを受ける患者は、そういう想像をしようとすると怒りや罪悪感、恥辱感にさいなまれるのだが、 自分のどこがおかしいのか わからない)。 子供たちとセックスについて話したり、笑ったりしなさい。自分のセクシュアリティに誇りと歓びをもてるように教え、導きなさい。それが、子供たちにしてやれることだ。生まれたときから、最初のキス、最初の 抱擁、最初のふれあいから始めなさい。キスしあい、抱きあう親の姿を見せ
黄色のハイライト | 位置: 2,348
どうして、子供たちを競争が許され、むしろ奨励される学校へ入れ、「最高」で「いちばん多く」を学んだものに 褒美 を与えて「成績」を評価するのか? 自分自身のペースで進ませてやらないのか? そんなやり方から、子供たちは何を学ぶと思う? どうして、子供たちに動きや音楽、芸術の喜び、おとぎ話の神秘、生命の驚異を教えないのか? どうして、子供のなかに自然にあるものを引き出さずに、不自然なことを強要する
黄色のハイライト | 位置: 2,357
つぎの三つの 基本概念 を中心にした、新しいカリキュラムを考えなさい。 ─── 認識 ── 誠実 ── 責任 子供たちに幼いころから、この概念を教えなさい。カリキュラムの最後まで、この三つの筋を通しなさい。教育のモデルをこの三つにおきなさい。すべての指導を、この三つから始め
黄色のハイライト | 位置: 2,398
あなたがたがすべてに 責任 を負うまでは、 何も変えられない のだよ。 彼らがやったんだ、彼らがやってるんだ、彼らがちゃんとすればいいんだ、と言いつづけてはいられないの
黄色のハイライト | 位置: 2,416
あなたがたは、文明社会の最も基本的な概念を理解していない。 どうやって、暴力なしに紛争を解決するかを知らない。 どうやって、恐怖のない暮らしをするかを知らない。 どうやって、利己的でないふるまいをするかを知らない。 どうやって、無条件に愛するかを知ら
黄色のハイライト | 位置: 2,426
人類として最も偉大なヴィジョンのなかでも、最も偉大なヴィジョンを創造しなさい。それから、そのヴィジョンを支えている価値観と概念を学校で教えなさい。 たとえば、こんな 教科があってもいい……。 ①力の理解 ②紛争の平和的な解決 ③愛情ある関係の要素 ④個性と自己創造 ⑤身体と精神と魂…… これらはどう機能するか ⑥創造性の発揮 ⑦自己への誇りと喜び、他者の尊重 ⑧喜ばしい性的表現 ⑨公平 ⑩寛容 ⑪多様性と類似性 ⑫倫理経済学 ⑬創造的な意識と精神力 ⑭認識と目覚め ⑮誠実と責任 ⑯可視性と透視力 ⑰科学と霊
黄色のハイライト | 位置: 2,440
子供たちにはできるだけコアとなる概念を理解させなさい。日付や事実や統計数字を中心にするのではなくて、価値観を中心にした論理的構造を創りあげることに関心を向けさせ
黄色のハイライト | 位置: 2,449
いまのあなたがたの教育システムは答えを出すことを主にしている。だが、問いかけることを主眼にしたほうが、ずっと役に立つだろうに。誠実とはどういうことか? 責任感とは? 「公正」とは? ものごとの意味とは? 2+2が4だというのはどういうことか? どんな意味をもっているのか? 高度に発達した社会では、すべての子供たちに 自分で答えを見つけなさい、創りなさいと
黄色のハイライト | 位置: 2,474
ウォルドルフ・スクールという方式を勉強して
黄色のハイライト | 位置: 2,509
つまり「悪」とは、「自分はこうありたいという選択にてらして、あなたがたのためにならない」という意味
黄色のハイライト | 位置: 2,544
個人的な力の行使、個人的な創造性、熱心な創意工夫といったものがあれば、ひとは自分のめんどうは自分でみられると
黄色のハイライト | 位置: 2,556
倫理は法律では決められない。平等も義務づけられはしない。必要なのは、集合意識の 変革 であって、集団的良心の 押しつけ ではない。 行動は(法律も政府の施策もすべて)存在から生じるべき
黄色のハイライト | 位置: 2,598
大麻を使えば、一本の木も切らずに何百万部も新聞の日曜版を印刷することができる。ほかにも多くの原材料のかわりになるし、コストは一〇分の一ですむ。 肝心なのは、そこだ。 この奇跡のような植物──大麻は薬品にもなるしね──の栽培を許可すると、誰かが 損をする。だから、アメリカではマリファナが違法なんだ
黄色のハイライト | 位置: 2,608
あなたがたの社会では、おおぜいのひとのためになることでも、 誰かが巨大な利益をあげるのでなければ、無視さ
黄色のハイライト | 位置: 2,614
貧しい人びと はお金がなくて、ちゃんとした出産の介護を受けられないからだ。あなたがたの社会を 動かしているのは、利益だからね。これも、みじめな失敗の一例にすぎない。赤ん坊の死亡率が先進国のなかでもトップクラスだと知ったら、国民はもっと心配しそうなものだ。ところがそうではない。これを見ても、あなたがたの社会では何が優先されているかがよくわかる。ほかの国では、病人や困っているひと、老人、弱者にもっと親切だ。あなたの国では、金持ちや有力者、恵まれた立場にいる者が得をする。アメリカでは、老いて退職した者の八五パーセントは 貧しい暮らし をしている。そういう老人たちや低所得者のかかりつけの医師は、病院の救急センターだ。よほどの緊急事??